確かにこの日のなおみさんの眼つきは異常だったね。
なんとも怪しげな眼つきで、焦点があってなくまるで虚空を見ているような感じだった。
それもここに来てバーボンをあおるスピードが、今までとはまるで違っていたからね。
べったりと俺の肩にしがみついているんだが、その仕草さえも何故か異常に感じ取れたんだ。
ましてやだよ、俺の太腿をまるでホステスの如く撫で回すんだからね・・・今までにこんなことは一切なかったよね。
俺はしばらくその行為を許容していた・・・・
するとだ、太腿を撫でていた手はそれだけでは飽き足らずに倅にまで伸びてきたんだよ。
おいおいおい・・・・どうしたんだい?
これにはさすがの俺もびっくりしたね・・・こんな痴女みたいな事する女性ではない。
それなのに倅にしっかりと手を当てているんだよ。
俺だってこんな公共の場所で、いきなりそんな事されたら困るし引くわなぁ・・・
違う場所だったら嬉しいが、幾ら好きでもさぁこの店の中ではまずいよね。
俺はなおみさんの手を掴んでカウンターの上に置いてやった。
するとなおみさんは
「あら・・・したいでしょう、ねぇねぇ・・・」などと訳の解らない言葉を吐くんだよ。
彼女は大体が酒は強い方だし、少なくとも体調などを考えても今日は酔うほどまだ飲んでいない。
なのにこのような大胆な行動と、ダイレクトな発言をするんだよ。
これはないかあると思うよね・・・誰だってそう思うし、この後部屋に行ったら一体どうなってしまうのか??
俺はもうこれ以上飲めないように、なおみさんのグラスを取り上げて下げさせた。
彼女は少々残念そうな顔と、若干の抗議はしたが素直にそれは受け止めたよ。
「ねぇねぇ・・・・・」と言って俺の耳元に口を寄せてきたんだ。
もうそれは小声で何かしゃべると思うじゃないか・・・・するとそうではなくいきなり俺の耳たぶを噛んだんだよ。
痛かったぜぇ~~、冗談抜きで痛かったね、マジに食いちぎられるんじゃないかと思ったよ。
なんだかまるでホラー映画の如くなって来ちまったよ。
雰囲気が非常にやばくなったので、俺はこの店を上がる決断をしたよ。
カードでチェックを済ませ、なおみさんの肩を抱くようにして店を出た。
周りの人からは女に酒を飲ませてこれからですか?ってな感じに見えたんだろうね。
確かにこれから部屋に入りやる予定ではいるが・・・・果たして出来るのか?
それどころの騒ぎじゃなくて、何かの修羅場になってしまうような気がしたよ。
少々どきどきしながら俺たちは部屋へ向かってEVに乗り込んだ。
リザーブした部屋はタワーの方のツインだった。
EVには誰も乗ってはおらず、二人だけになってしまったんだよ。
いきなりなおみさんは俺にキス攻撃を仕掛けてきた・・・・それも女性からのキスという感じではなく、もろに吸い付くという激しいキスだったよ。
体ごと体当たりするかのようなキスに、アメフトで鍛えた俺でさえ後方へよろっとしてしまったぐらいだ。
唇と唇を合すようなキスではなく・・・・ぶちゅ~~~と俺の口の中に舌をぶち込んで来たんだからね。
焦るというか・・・俺は呼吸が出来なかったよ。
チンと音がなり部屋のあるフロアーにEVは停止した。
さっと俺から離れるなおみさん・・・・残された俺の口周りは、彼女のルージュがべっとりとついていたね・・・・
水の災害って怖いよね。
昨日も神戸の方で子供を含んで数人が流されてしまった・・・・
かと思えばまた訳の解らん女が刃物を持って暴れたとか・・・
まったく夏は何があるか想像がつかなくなってきたね。
想像通りなのはガソリンが上がる事と、それの伴う値上げが軒並み来るということだけだね。
なおみさんの事もまったく想像出来ない展開になるんだよね・・・えへへ
- 2008/07/29(火) 07:11:41|
- 調教
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